今日4月26日は「よい風呂の日」だそうです。皆さんはシャワー派ですか?しっかり湯船に浸かる派ですか?ある調査によると、その割合は大体半数ずつだそうです。ぐっすり眠りたい日にはお風呂にゆったり浸かることをオススメしています。
快眠と深部体温の仕組み
前回記事のおさらい
✔ 睡眠時は手足から放熱することで深部体温を下げて、脳や内臓を休めている
✔ 人のカラダは体温を一定に保つ働きがあるため、体温が上がると、その分放熱も進む
✔ これらの仕組みを利用して、入眠前に一度体温を上げて放熱し、深部体温を下げておく
入浴で副交感神経を優位にしておく
快眠に大切なコトのひとつが自律神経のバランスをとることです。
交感神経が高いままだと人は眠ることができず、副交感神経を高めてあげれば、自然と眠りにつくことができます。そこで、おススメなのが、入眠前の入浴です。体温より少し高い温度(40℃前後)のお湯に15分ほど浸かり体温を上げることで、脳や筋肉、骨が体重を支える緊張から解放されて、血流が促進されて、副交感神経が優位になります。熱すぎるお湯は、交感神経が刺激されて血管が収縮して、血圧や心拍数も上がって目が冴えてしまうので、寝る前の入浴には向いていません。
少し湯冷めした頃が入眠ベストタイミング
子供の頃「湯冷めするから早く寝なさい」と言われた経験がある方も多いと思います。
実は、手足からの放熱で深部体温が下がるまでに1時間~90分ほどかかります。ですから、入浴は寝る直前ではなく、少し余裕を持った時間に済ませ、その後のんびりと深部体温が下げることがスムーズな入眠につながります。
子育てママがお子さんと早い時間に入浴して、ご自分が寝る時間にはすっかりカラダが冷めてしまっているなどといった時には、手浴、足浴で手先、足先をもう一度温めてみてください。

入浴剤を楽しむ方も多いと思いますが、血流を促すためには産熱出来る温泉入浴は効果的です。特に炭酸泉は、炭酸成分の刺激で毛細血管が拡張されて、低い温度や短時間でも効果的にカラダを温めてくれます。
さらに、お好きな香りの入浴剤で深呼吸&リラックスするのもおススメです。