有名アスリートが自分のパフォーマンスを上げる欠かせない要素として睡眠にこだわっているといった話は聞いたことがあるかもしれませんが、一般の私たちの睡眠と運動の関係はどうでしょうか?!
運動習慣の少ない人は睡眠の質が悪い?!
運動習慣がある人には不眠が少ないことが国内外の調査によって分かっています。ここで大切なのは、「習慣」=「続ける」ということです。1回だけ運動しても効果はあまり望めず、続けることで結果として寝つきがよくなる、深い睡眠が得られるなどの効果が認められるようになります。とはいえ、毎日続けようと頑張りすぎるとかえってプレッシャーになってしまうので、まずは無理なく自分のペースで続けられることを取り入れるといいでしょう。(帰り道にちょっと遠回りしてウォーキングとか^^;)
忙しく神経が興奮してしまって眠れない時は、一生懸命寝よう寝ようと焦らず、軽い有酸素運動などしてカラダにも疲労感を与えて、バランスを取るといいでしょう。
運動のタイミングでさらに快眠
夕方の4時位~8時位は体温が上がる時間帯で、運動するのに適しています。就寝の数時間前に一時的に脳の温度を上げると、寝床に入るタイミングで脳内温度が低下し、快眠が得られやすくなります。
また、30分程度歩くことで、眠る前に深部体温が下がりやすくなり、足(ふくらはぎ)のポンプ機能を利用して静脈の血液が心臓にもどされ、血流もよくなります。就寝直前にアドレナリンを分泌するような激しい運動は、交感神経を優位にし、それ自体が脳疲労にもつながり、眠りの妨げになるのでくれぐれも避けましょう。
ストレッチ、スクワット、かかと落としなどの軽い運動、血流を良くするためにふくらはぎのマッサージなどもおススメです。

運動が睡眠に与える影響よりも、睡眠が運動に与える影響の方が大きいことが証明されています。睡眠不足や質の悪い睡眠の翌日は、運動のパフォーマンスが大幅に下がってしまうそうです。アスリートが睡眠を大事にするのも納得ですね。