春を通り越して、初夏のような陽気です。
さて、こんな季節の変わり目は日によって温度が違ったり、朝晩の気温変化が大きかったりで、毎日の洋服選びを悩むのと同じように、お布団選びも悩ましいですね。
冬物の布団が暑くて気がつくと夜中に何にも掛けずに寝ていて風邪ひいた、この時期多い話です。
ぐっすりのための布団選びのポイントは、こんな感じです。
保温性(温度)
人は眠ると副交感神経が優位になり、体温調節機能などが緩慢になります。特に睡眠前半の深い睡眠(ノンレム睡眠)中には体温や代謝も低下するので、起きている時にちょうどよい環境でもそのまま眠ってしまうと寝冷えなどに繋がってしまいます。
暑すぎるのは眠れない、目が覚める原因にもなるので、布団の中は体温より少し低い33℃程度が適温です。
保湿性、吸湿性(湿度)
季節によって違いはありますが、人は眠っている間にコップ1杯程度の汗をかきます。この汗が寝具の中に溜まってしまうと、湿っぽく不快になってしまい、快適に眠ることはできません。保湿性、吸湿性に優れた寝具を選ぶこと、晴れた日には布団を干したり、布団乾燥機などを使ってサラサラな状態にしておくことも大事です。
シーツや枕カバーなどのこまめな洗濯もお忘れなく!
重さ
人は眠っている間に、20回程度の寝返りを繰り返しています。寝返りには体温を調節する、布団の中の温度を保つ、熱や水分の発散を調節するといったはたらきがあり、睡眠の質にも影響する大切なポイントです。スムーズな寝返りをするためにも軽すぎる、重たすぎる掛け寝具は避けましょう。また、柔らか過ぎる敷布団はカラダが沈んで寝返りを打ちにくいので要注意です。
