セロトニンって?!
脳内を飛び交っている神経伝達物質の1種で、私たちの心の状態はこの神経伝達物質の種類と量によって左右されます。わかっているだけでも100種類程度は存在すると言われる神経伝達物質ですが、セロトニンは抑制性の代表的な1つで、車のブレーキのような役割を担っています。反対に車のアクセルのような働きをするのが興奮性の神経伝達物質(ドーパミン、ノルアドレナリン、アセチルコリンなど)で、これら興奮性と抑制性がバランスよく働くことで正常な心の状態が保たれます。特定の神経伝達物質が強すぎても、弱すぎてもバランスが崩れ、心の状態が不安定になってしまいます。
なぜ、セロトニン活動(セロ活)なのか?!
セロトニンには、不安感を和らげ精神を安定させる作用があり、別名「幸せホルモン」などと呼ばれています。不足するとイライラしたり、衝動的になったり、攻撃的になったりするといわれています。そして何より、睡眠と覚醒、食欲に関係しているのです!
セロトニン放出の最大の敵はストレスです。ストレス過多な状態が続いたり、心配事や不安感で眠れないといった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?とはいえ、毎日をストレスレスで暮らすことはとても難しいことです。
だからこそ、私たちはセロ活を提唱しています。何かを規制したり、排除する生活や何か特別なことをするのはハードルが高いし、続きにくい。だから、ちょっとだけ知識を持って、意識をして無理なく出来ることからやってみる。
そして、そんな毎日が”睡れるカラダづくり”に繋がったらいいなと思うのです。
セロトニンと睡眠
セロトニンが低下すると睡眠障害が起こりやすくなります。その理由は、セロトニンが睡眠を促すホルモンであるメラトニンと関係しているためです。私たちのカラダは、朝起きて太陽を浴びると、脳の体内時計をコントロールする場所に光の刺激が届き、リセットされます。すると、セロトニンが分泌されて「朝だ」というスイッチがオン。
そして、日中に作られたセロトニンをもとにして夜にかけてメラトニンが分泌され、メラトニンが増えることで体温が下がって眠くなります。ですから、セロトニンが不足することは、メラトニンが十分に作られなくなり、睡眠障害の原因となってしまうのです。
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今日の”セロ活”
朝起きたらしっかりカーテンを開けて、太陽の光を浴びて体内時計をリセットからのオン。
今日も朝を迎えられたことに感謝しつつ深呼吸。